自転車に乗れるようになるためには・・・
うちの子、自転車に興味が出てきたみたい。
この頃、自転車の後に乗せるのも重くなってきたし、そろそろ自転車の練習をさせようかな〜と思うのですが、いつから、どのように練習をさせたら良いのでしょうか?
教えてぴょんこせんせい
子どもが自転車を乗れるようになるためには、子どもの「乗れるようになりたい!」という気持ちが必要になります。
そのため、練習を始める年齢には個人差がありますが、大人の自転車に一緒に乗せても良い年齢が6歳未満となっているため、できれば6歳までに自転車をひとりで乗れるようにしてあげたいですね。
自転車に乗れるようになるための練習方法やポイントについてお話ししましょう。
子どもが自転車の練習をしてから乗れるようになるまでは、個人差があります。他の子と比べずに練習をしていきましょう。
準 備
まず、練習を始める前に準備をしていきましょう。
自転車の練習は大きなケガにもつながるので、きちんと安全対策をしておきましょう。また、運動量が多いので、水分補給や休憩はこまめに行うようにしてくださいね。
服 装
◎子どもが自転車に乗る際には、ヘルメットを着用する事が義務化されています。子どもの頭を守るために必ずヘルメットをかぶらせましょう。
◎服装は転んだ時にケガから守れるよう、夏でも長袖・長ズボン・手袋を着用すると良いでしょう。
◎冬は、厚着をさせてしまうと体を動かしにくくなるうえ、汗をかきやすくなります。なるべく動きやすい服装を選び、汗をかいたら拭き取ったり、着替えるなどして、風邪をひかないように気をつけましょう。
◎転んだ時に手をつきやすくなります。手をケガしないように、手袋をしましょう。肘や膝のサポーターがあると更に安心ですね。
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自転車の準備・調整
◎自転車を用意する際は、子どもの体に合うものを選びましょう。大きすぎても小さすぎてもバランスを崩しやすくなってしまいます。(年齢による目安・3~4歳=14インチ / 5~6歳=16インチ)
◎自転車を用意したら、サドルの調整をします。サドルは両足が地面にしっかりとつく高さに調節します。サドルを合わせたら、座らせた状態でハンドルを握らせます。ハンドルの高さがあっているか、ブレーキが握れるかを確認しましょう。
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子どもの自転車を選ぶ際は、安全のためにも身体にあったサイズのものを購入しましょう。
場 所
◎自転車の練習をどこでするのか、場所を選ばなくてはいけません。一般公道や駐車場は危険なため避けましょう。芝生の上は転んだ時に安心ですが、バランスを取るのが難しいので、転倒しやすく、自転車の練習には向いていません。地面が平らな場所で、やや勾配のある場所だと、バランスが取りやすいので練習に向いています。
一般公道を走るためには、自転車に乗ることに慣れ、更に交通ルールを理解できるようになってからにしましょう。
練習方法
自転車を乗るために覚えることは「バランス感覚」「ブレーキ操作」「ハンドル操作」「ペダルのこぎ方」です。全てを一度に覚えようとするのは難しく、効率も悪くなってしまうので、それぞれを分けて覚えていくように練習していきましょう。
ペダルをはずしてバランス感覚を養おう
まずは、自転車のペダルを二つとも外してしまいます。(ペダルの取り外しは自転車販売店にご相談ください )
ペダルのない状態で自転車にまたがり、足で地面を蹴って進む練習をしていきましょう。体制を崩してしまっても、足をついて立て直すことができるのがメリットです。この練習をすることで「バランス感覚」が養われていきます。
恐怖心のあるうちは、下を向いてしまいがちになりますが、視線は前を向くようにするとバランスがとりやすくなるので、顔をあげるよう促してあげましょう。
慣れてきたら、地面を蹴った足を地面から離して進んでいく練習をしていきます。足を地面から離した状態で進める距離を伸ばしていきましょう。バランスの取り方がみるみる上達していきますよ!
ストライダー
元々ペダルのついていない「ストライダー」は、2歳前の子どもでも乗る事ができて人気がありますね!
ペダルを外した自転車と同様に、地面を足で蹴って進むので、バランス感覚が育ち、自転車に乗れるようになるのが早くなる傾向にあります。ペダル操作がないので、三輪車をこぐことができない子でも楽しめ人気がありますが、不安定な乗り物なので、自転車同様、必ずヘルメットを着用させましょう。
ストライダーはペダルのないものが一般的でしたが、後からペダルをつけることのできるタイプのものもあるので、参考にしてみてください。
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ブレーキ操作を覚えよう
バランスをとって自転車を進めることができるようになったら、止まり方を覚えましょう。
止まる時には足を使わずに、ブレーキを使うようにします。はじめはブレーキを握る加減がわからないので、速度をあまりつけずに練習します。ブレーキを握れば止まれるようになるというのを覚えてしまえば、安心感が高まり、その後の練習でも恐怖心を和らげることができます。
ハンドル操作を覚えよう
まっすぐ進んだり、止まったりすることに慣れてきたら、ハンドルを使って操作する練習をしていきましょう。カーブのあるところを曲がってみたり、障害物を置いてみたりして、避ける練習をしてみてください。
ペダルのこぎ方を覚えよう
バランス感覚を身につけ、ブレーキ操作・ハンドル操作ができるようになったら、いよいよペダルをこぐ練習をしていきましょう。
スタンドを立てたままこぐ
ペダルに足を乗せて踏み込むことは、勇気のいることです。いきなりペダルをこぐことは難しいので、まずはスタンドを立てた状態でペダルをこいでみて、ペダルをこぐという感覚を覚えましょう。
坂・勢い・補助を利用してこぐ
次に実際にこいで自転車を進ませる練習をしていきますが、最初のこぎ出しは足に力を入れるため、バランスを崩しやすくなります。おすすめなのは、なだらかな坂を使って練習をする方法です。こぎ始めに坂を使って進むことにより、ペダル操作が軽くスムーズになります。平らな場所で練習する場合は、出だしは地面を蹴って進み、勢いのついている状態でペダルをこいでみたり、大人がサドルの後ろや荷台を支えて補助するなどして練習してみましょう。
ペダルのこぎ出し
ペダルをこぐのに慣れてきたら、止まっている状態からペダルをこぎだす練習をします。利き足を斜め前の踏み込みやすい位置にかけます。逆の足で地面を蹴り、利き足でペダルを真下に踏み込んだら、逆の足もペダルに乗せるようにします。この時、焦って乗せようとするとバランスを崩しやすくなってしまうので、落ち着いて乗せるように教えていきましょう。
利き足が右の場合の漕ぎ出し方法
(右ペダル=オレンジ四角・右足=オレンジ丸 / 左ペダル=きみどり四角・左足=きみどり丸)
①右ペダルを斜め前(2時の方向のあたり・30度くらい)にセットし、右足を乗せる。
左足は地面についたままスタンバイ。
②右足に力を入れてペダルを真下へとこぐ。
左足は浮かせておく。
③左のペダルが頂点よりも前に来てから、左足をペダルに乗せる。
④左足に力を入れてペダルを真下にこぐ。
⑤右足・左足交互にペダルが前に来たらこぐようにしていきましょう!
ポイント
子どもに自転車の乗り方を教える時には「見本を見せる」「前を見るように促す」「モチベーションを上げる」といったちょっとしたポイントをプラスすることで、より効果的になります。ぜひ参考にしてみてくださいね。
見本を見せる
自転車の練習を教える際に、口で説明をするよりも、実際に大人が乗って見本を見せた方が、子どもは理解しやすくなります。練習をする場合は、あらかじめ実際に見本を見せて、真似をさせるようにしていきましょう。
前を見るように促す
自転車の練習中は、転倒の恐怖や不安から、足元を見てしまいがちになります。しかし、下を向いてしまうことにより、姿勢を崩しやすくなり、バランスがとりづらくなってしまいますので、顔を上げて前を見るよう促しましょう。進行方向に目線が向くように目的地に目印になるものを置いておくのもオススメですよ!
モチベーションを上げる
自転車を乗れるようになるかどうかは、子どものモチベーションによって大きく変わっていきます。子どもは褒められることで意欲が湧き、伸びていきます!子どものモチベーションを上げるためにも、褒められる部分を見つけるように心がけ、ちょっとしたことでも褒めていくようにしましょう。
練習は、始めからうまくいく子と、時間のかかってしまう子がいます。失敗をしても、次につながるようなポジティブな言葉がけをしていきたいところです。しかし、なかなか思うように上達しない場合に、教えている大人がもどかしくなってしまいイラッとしてしまったり、色々と口を出したくなってしまうことも・・・。そんな時にイライラした態度を出してしまうのは禁物!休憩を入れるなどして大人も子どもも一度落ち着くようにましょう。
子どもの集中力は短いので、今日はもうムリかな・・・と思ったら切り上げ、気長に根気強く付き合っていくようにしましょう。
自転車教室に参加する
自転車の乗り方を教えようとしも、教えられるような場所がない場合もあります。また、教えてみたものの上達しない。教え方がわからないなど・・・様々な状況で自転車を教えることができない場合があります。そんな時は「自転車教室」に参加をするのもひとつの方法です。
有料・無料、対象年齢など、それぞれ条件がありますので、確認してみてくださいね。
まとめ
子どもが自転車の練習をする時は、モチベーションが大事!だからこそ、たくさん褒め、優しい言葉掛けをしながら、子どもがリラックスをして行えるような雰囲気作りをしていきたいですね!
子どもが自転車の乗り方を覚えると、自信にもつながります。また、行動範囲もグンと広がっていきます。
練習を重ね、安全に乗ることができるようになったら、自転車に乗る時のマナーや交通ルールについても教えてあげてくださいね!
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